-
(雑誌)remix No.186 December 2006(中古)
¥300
◎表紙と特集はスチャラダパー!アルバム「con 10 po」についてのインタビューから、スチャの選ぶオールタイム・フェイバリット・アルバムも!(これ必見です) ◎コーネリアス 小山田圭吾ロングインタビューとAFRA&Increadicle Beatbox Bandの3本立て、CalmとBlue HerbのボスによるJapanese Synchro Systemのインタビューと、とても濃いい内容です。 個人的にはコラムページ磯部涼氏のペンによる「Daily Beats」が。渋谷や新宿に行かなくても地元横浜には、最高なClubがあったって事をPARM STREETの紹介と共に綴っている。それだけで十分。ぼくの知っている範囲だけでもレーベルオーナーが2人オーガナイザーが2人現役DJ数しれず(それも20年選手!)つづけるって事はすばらしい事だと、思わせてくれます。 おすすめ!
-
(文庫)60年代のボブ・ディラン/三橋一夫(中古)
¥300
ボブ・ディランの60年代にスポットをあてた、音楽評論家三橋一夫氏による名著!ディランについて書かれた本を少ないながらも読んできましたが、これはとても読みがいがありました!当時まだあまり知られていなかったディランについて、日本のメディア(といってもまだ音楽雑誌が生まれる前のこと)どう伝え、人気がいかに広まっていったか、ライターでもあった著者本人の実感や、それぞれの雑誌の記事も含めて掲載。ただ年代やアルバムごとに評するだけでなく、リリース後の日本のアーティストへの歌詞での影響や、和訳の解釈の善し悪しなども書かれていて、資料としてはもちろん、読み物としてもとても楽しめる1冊。 シンコーミュージックROCK文庫1991年初版、帯やぶれあり。状態良好です。
-
(洋雑誌)NME 2002年11月9日号(useed)
¥300
英音楽雑誌NMEのカート・コバーン追悼特集号。カートの日記がメディアに出たときの物で、その一部も掲載されています。デイヴ・グローヴのインタビューや、彼ら(カート?)が選ぶアルバム「TOP 50 by Nirvana」(直筆を日記から抜粋)、NirvanaにまつわるA to Zも。一部がカラーで綴じてありポスターとしても使用できます。見開き1ページ目に書き込みがあります 全体的にイタミあります。
-
(単行本新品)ヤング・アダルトU.S.A. ポップカルチャーが描くアメリカの思春期/長谷川町蔵x山崎まどか(新品)
¥2,420
「ハイスクールU.S.A.」で共著した、長谷川町蔵&山崎まどかのコンビによる、アメリカのティーンの実情を映画、ドラマ、小説やそれにまつわる音楽などをもとに、深く深く掘り下げた他に見ない楽しくてそして鋭い「アメリカン・カルチャーの解体新書」! 40代の我々には懐かしくて愛おしい!ジョン・ヒューズの青春映画を皮切りに、その影響をいまなお受け継ぐ現在の映画、ドラマ、我が国でも問題となっているスクール・カーストについてなどなど。アメリカ、という国ならではの社会、家庭問題を原因や文化の背景など、ふたりの底抜けな知識をふんだんに盛り込んだ、対談形式で掲載! 大ヒットしたドラマ「Glee」、ソーシャル・ネットワーク、ヤング・アダルト小説から、各地の各大学進学事情から婚活までも!これ1冊読めば、明日米国人の親友ができてしまうかも?しれない、驚くべき膨大な大ネタ小ネタたっぷりのヘヴィな1冊! 主な内容 第1章 アメリカの思春期はジョン・ヒューズが創った 第2章 今どきティーンムービーと思春期の“神話” 第3章 『glee/グリー』とは一体、何だったのか? 第4章 リアリティ・ショーとインターネットのアメリカ 第5章 YA小説が描く現実のアメリカ 第6章 ヒット曲とティーンエイジの夢 第7章 トゥイーンU.S.A. 第8章 アンオフィシャル・プレッピー・ハンドブック 第9章 アメリカ大学進路相談~アイビー・リーグからリベラル・アーツ・カレッジまで 第10章 永遠にヤング・アメリカン DU BOOKS初版、A5版。
-
(単行本新品)Girl In A Band キム・ゴードン自伝/Kim Gordon(新品)
¥2,750
オレたちの、わたしたちの姐さん、元ソニック・ユースのキム・ゴードンによる自伝がついに日本語翻訳で発売です!<br> バンド活動はもちろん、子ども時代や家族のこと、日本でも大ブレイクしたX-Girlでのデザイナーとしての一面や、NYアート・シーンとの関わり、そして今でもまだ信じられないサーストン・ムーアとの離婚とソニック・ユースの解散、その顛末を赤裸々につづっています。カラーではないものの写真もたっぷり掲載!アルバム製作時や、曲のエピソード、バンド結成前に働いていた、NYアート・ギャラリーやそのシーンのことなど、当時の音楽や芸術の歴史を知るのにも、重要な作品となっています。 翻訳はLilmagの主宰であり「ポストパンク・ジェネレーション1978-1984」などでおなじみ野中モモさん。 性別を超え多くのミュージシャンやアーティストに影響を与え続けている、キムのかっこよさ、そして悩み多き本心にふれることができるアツイ内容になっています! DU BOOKS新刊、A5変型 。 【主な内容】 ソニック・ユース、ラストステージ 1960年代のロサンゼルス~ヒップスター、ビートニク 兄・ケラーの心の病 ハワイ、そして香港で育ったローティーン時代 アートカレッジへ NYダウンタウンのアート・音楽シーン ~シンディ・シャーマン、ウォーホール、バスキア、リチャード・プリンス、 デヴィッド・サーレ、ジョニー・サンダース、CBGB、ティア3、セオレティカル・ガールズ、ノーウェイヴ、マッド・クラブ、DNA サーストンとの出会い ソニック・ユース誕生 アルバム解説 ニール・ヤングとのツアー ニルヴァーナ、カート・コバーンのこと X-girlの立ち上げ、日本でのファッション・ショウ ~ビースティ・ボーイズ、ソフィア・コッポラ、クロエ・セヴィニー、リタ・アッカーマン<br> 愛娘ココ・ヘイリー・ゴードン・ムーアの誕生 ココのバンド活動 サーストンとの破局 ボディ/ヘッド結成とNYでのアート活動
-
(単行本新品)アジアのレコードデザイン集/常磐響+馬場正道(新品)
¥2,200
こんなにキッチュでローファイなジャケットがあったなんて!インドネシア、タイ、ベトナム、中国、韓国といった、ご近所さんへの旅で見つけた、なんともいい感じのレコード・ジャケットがなんと300点!も掲載された、デザイン、かつレコード・マニアにもうれしい1冊!普段見慣れている欧米ものとはまったく違う、この味わいある写真や構図、タイポグラフィーを見ているだけで、気分はアジア旅行、もちろんその音もめちゃくちゃ気になってしまう、良ガイド本です。独特の紙質も良し。
-
(単行本新品)ラグジュアリー歌謡/藤井陽一監修(新品)
¥2,420
80年代パーラー気分で楽しむ邦楽音盤ガイド! わたくしも70年代生まれなので、「あ、これ持ってた!」「これレンタルで借りたことある!」なんてものも何枚かありますが、それだけではない。80年代のアイドルやニュー・ミュージックの本当の素晴らしさに気づくのは、大人になってからな訳です。そうそうたる作詞/作曲家陣がつくりあげた、ハイ・レベルの邦楽ポップスが、もしかしたらあなたの実家の押し入れに、または近所のリサイクル・ショップに眠っているかもしれない。と思うといてもたってもいられなくなるような、全538枚掲載の正にずっしりと、しかし軽いタッチのガイド本です!
-
(単行本新品)ゴースト・ミュージシャンズ/鈴木啓志 著(新品)
¥3,080
名書「Soul City U.S.A.」や「U.S. Black Disc Guide」などの著書である、鈴木啓志氏による新刊。サザン・ソウル、特に名門スタジオと呼ばれていたマッスルショールズ「FAME」を中心に、歴史、ミュージシャンたちの逸話や、名曲の生まれた裏側を支える「ゴースト・ミュージシャン」たちにスポットを当てて深く紹介。アレサ・フランクリン、オーティス・レディングといった大物たちの成功の影役者となったアーティストたちについてはもちろん、45回転シングル盤も含めたディスクガイドも豊富に掲載。ソウル・ミュージックはもちろん、アメリカの音楽の歴史や、今のアーティストにも影響を与え続けるビッグ・ネームたちの歴史を知るのに最適の、しかも内容の濃い1冊です。
-
(単行本新品)音楽マンガガイドブック/松永良平 監修(新品)
¥1,980
未だかつてこんな本あったか!?歴史あるニッポンのマンガ史のなかで、「音楽をテーマにした」マンガをどっさり360作も集めた史上初のガイドブック登場!胸に手を置いてみれば思い出す、若いころ購読していた月刊誌に一喜一憂してのめり込んだあの作品(ちなみに私はりぼん、マーガレット世代でしたので「Kissxxxx」「3-THREE-」とかすごく読んでました)、1950年代のマンガ創世記のものから、現代進行形の今のものまで!とにかく「音楽」がネタということで、どれもこれもおもしろそうで、本屋、満喫通いがくせになってしまいそう。 豪華執筆陣は、野中 モモ、多屋 澄礼(Twee Grrrls Club)、安田 謙一、田中 千絵、大谷 由美子、ばるぼら、岸野 恵加(コミックナタリー)、キングジョー 渡部 雷太(COMIC ZIN)、井口 啓子、井上 貴裕、足立 守正、澤部 渡(スカート)、高橋健太というそうそうたるメンバー。わかりやすく解説してくれてますよ! 「わたしの音楽マンガ道」インタビュー収録 細野晴臣、坂本慎太郎、直枝政広(カーネーション)、高城晶平(cero)、大森靖子、宮崎貴士、 フレネシ 雑誌「ジオラマ」鼎談──森敬太、西村ツチカ、澤部渡 コラム 眼で聴く音楽~まんがで音楽を奏でる試みについて 足立守正 『FMレコパル』レコパル・ライブコミック~レコパル・ロマンコミック 松永良平、安田謙一 『ヤングマガジン』歌謡漫画大全集~平成歌謡漫画大全集 松永良平 音楽誌に載っているマンガたち ばるぼら 『コミックバンチ』My Best Love Song 松永良平 少女漫画に描かれたミュージシャンたち 岸野恵加
-
(単行本新品)ビートルズの遺伝子ディスク・ガイド/黒田隆憲+岡俊彦(監修)(新品)
¥2,090
「ビートルズの遺伝子」を受け継ぐ、アルバム400枚を網羅したディスク・ガイド。各年代別にわけつつ、ジャンルや国を越えて「ビートルズ」の片鱗を彷彿させるアルバムを詳しく紹介。いままでにも紹介されていたチルドレンたちはもちろん、アイドルやJ-POP、ヒップホップなど、新しい発見が随所にあって新鮮。また、使用楽器や楽曲の音作りの分析などされており、この本からビートルズを知る人にも、従来からのファンにも飽きない、今までにあったガイド本とまた違った楽しみが詰まった1冊!これまたおサイフすっからかん必至。
-
(雑誌)The Effector Book Vol.8 2010年(中古)
¥1,000
特集『MODULATION PEDAL』 毎回ひとつのテーマにしぼりサウンドに特化するその内容はすこしでもギターをかじった事のある人にはたまらない雑誌。そして今号はなによりあのwilcoのネルス・クラインが大きく取り上げられております。wilcoの活動歴からみるとまだまだ新参者ではあるかもしれませんが、今の彼らのサウンドの要のひとつであることには誰も異論はないはず。そんな彼のギターサウンドに対する思いなどをエフェクターを通して掘り下げており、ファンにはたまらない1冊です。そしてもちろんジェフのペダルボードの解説もあり、オススメです! 他にも・・・・ ・ジョン・メイヤー ・石毛 輝(the telephones) ・スガ シカオ
-
(洋雑誌+CD)NME 2004年8/14号(used)
¥300
Dominoレーベルのフリー・サンプラーCDつき。レディング・フェスティバルの過去のラインナップ・ポスター封入、表紙裏がフランツ・フェルディナンドのポスターになっています。状態良好です。 付録CD「Declaration Of Independence-the sound of domino records」 Franz Ferdinand / Shopping For Blood The Kills/ Fuck The People Sons And Daughters / Broken Bones Archie Bronson Outfit / Kangaroo Heart The Blueskins / Change My Mind Clinic / The Magician Clearlake / Almost The Same Max Tundra / Lysine Four Tet / As Serious As Your Life Stephen Malkmus & The Jicks / Animal Midnight James Yorkston And The Athletes/ Banjo #1 Unpoc / Amsterdam Adem (2) / These Are Your Friends Hood /The Negatives Elliott Smith /The Ballad Of Big Nothing Pavement / Range Life
-
(文庫)ボクの音楽武者修行/小沢征爾(中古)
¥200
あの、世界の、小沢征爾が若かりし頃体験した、海外での修行旅行をつづったエッセイ。その勇敢な行動力やセンスや物怖じしないエピソードの数々は、「天才」はこのころから「天才」だったのだ!世界に出て行くひとが、どんなふうに過ごし勉強し、感じてきたのか、身近に感じることもできる、一大人生ドラマ。新潮文庫平成12年版 きれいです。
-
(文庫)イリュージョン/リチャード・バック(中古)
¥350
『救世主入門』という本を軸に、主人公である飛行機乗りの成長と友情を描いたファンタジー。 この本と出会わなければ、今の自分とは違う自分であったと思うほど人生に影響を与えられた作品です。 出来るだけ多くの方に、この訳で読んで頂きたい!! 当店を開店させるにあたり絶対に扱いたいと決めていた1冊、もちろんおすすめです! 集英社文庫1997年 第32刷、経年劣化による表紙上部・ヤケ、イタミ、全体的なスレがございます。 ご了承のうえご購入下さいませ。
-
(文庫)ヨーロッパ退屈日記/伊丹十三(中古)
¥300
2005年に新潮社から新潮文庫として復刊したことで手に取られた方も多いのでは? 『汚れた大人に読ませるには遅すぎる』と山口瞳氏が推薦した、伊丹十三氏の人気エッセイ。 文春文庫1988年、15刷、ヤケ傷みあります。
-
(文庫)デミアン/ヘルマン・ヘッセ(中古)
¥300
ヘッセが平和主義者として、世界大戦中の母国ドイツの文壇から追放されたあと、 「エーミール・シンクレール」という名前を使って発表した作品。 いま、順番にヘッセを読みなおしていますが、この作品は、ずっと手の届くところに置いておきたくなる、 何度でも読み返したくなるような正に「人生の1冊」です。 新潮文庫平成24年108刷り、状態良好です。
-
(文庫)プー横丁にたった家/A.A.ミルン 訳 石井桃子(中古)
¥500
大人気クマのプーさんの、岩波少年文庫続編。 ディズニー版も可愛いですが、やはり石井桃子さんの訳がサイコーです! 「クマのプーさん」よりも、森の仲間たちの友情も深まり、 特にプーさんとコブタの精神的成長にこころあたたまって、最後には涙...。 大人になって読み直すと、昔よりもずっと染みるものがあります。ぜひ再読ください! 岩波少年文庫2010年新版第12刷、状態良好です。
-
(単行本)芝生の逆襲/リチャード・ブローティガン(中古)
¥1,100
ヒッピーたちに人気があった詩人であり作家であるブローディガンの代表作 「アメリカの鱒釣り」の続編である「芝生の逆襲」収録の自伝的短編集。 『アメリカの鱒釣り』から失われた二章「レンブラント・クリーク」と「カーセジ低地」 という短編を読んでもわかるが、ところどころに「鱒釣り」に出てきた女の子(たぶん本人の娘さん)がちらほら出てきたり、 ビート・ジェネレイション文学の波に乗り人気者になった後の、寂れた日々が垣間見れて切ない。 藤本和子さんの訳はやっぱりしっくり、じんわりして良いです。 晶文社1977年第2刷、帯付き、黄ばみ傷みあります。
-
(詩集)【『強霜が』とその他の詩篇】/都筑郷士(新品)
¥1,100
東京Modsシーンの聡明期より 伝説のフォークロックバンドThe Maybelsのメンバーとして活動していた吉田ツグオミ氏。 現在はSNSを中心に都筑郷士という名義で、詩や俳句などを発表。 ポエトリーリーディング・イベントなども開催したこともある都筑氏の 初の詩集が『二月の雲雀舎』より入荷いたしました! 詩集【『強霜が』とその他の詩篇】 氏の言葉は読めば読むほどに深くへ響く、時にケルアック、時にブコウスキーを感じさせながら 『彼を理解するのはそれだけでは足りない。詩と同じで、ダダイズム、シュールレアリスム、ビートニク、ロックカルチャー、パンクにパンク以降の音からの影響もある』 盟友である加藤小次郎氏の言葉と共に。 オススメです!
-
(文庫)トットチャンネル/黒柳徹子(中古)
¥300
以前ドラマ化もされたトットちゃんのエッセイ。 できたばかりのテレビ局に、専属女優として雇われたトットちゃんが、その天真爛漫さ、純粋なこころをときに傷め、ときに本領発揮して一人前になっていく姿が、本当にいとおしい。<br> 現在のトットはこの頃のさまざまな苦労や、人びととの出会いがあったからこそなんだよなー、と、大物である本人をすごく身近にかんじる名エッセイ。 何かがうまく行かなくなったとき、ぜひページをめくってみて下さい。 新潮文庫昭和62年版4刷、下部ヤケあり。
-
(文庫)新版 遠野物語 付・遠野物語拾遺/柳田国男(中古)
¥200
国内旅行で行ってみたいまちの一つ、岩手の遠野。 なぜかというと、深い自然に囲まれている、ということとやはり民話の里だから。 例えばカッパとか山おんなの話は、日本の各地にもそれぞれ言い伝えられていて、日本むかしばなしのアニメで見て知っていた。 そんな民話を柳田国男さんが遠野の地で人々に聞いて記した、日本の民俗学の祖、と言える遠野物語。 新訳ですので読みやすくてわかりやすいです! カッパの子どもを産んだり馬と恋に落ちたり、山の神に愛されたり、昔の女の人たちはなんとおおらかだったのか?または自然の恐ろしさ、大きさを、生活の中に感じながら暮らしていたのだなあ、と再確認させられますね...。 角川ソフィア文庫平成19年新版十判、傷みあります。
-
(文庫)誕生日の子どもたち/トルーマン・カポーティ(中古)
¥300
20代の頃、この本の単行本が刊行されて、大好きで図書館で借りてよく読んでたんですが、文庫になっていて嬉しくて再読しました! 特に、カポーティの自伝的作品「誕生日の子どもたち」「クリスマスの思い出」「感謝祭の客」の、バディ(子供時代のカポーティと思われる)と、いとこのミス・スックの話がとても好き。 繊細でか弱くとも胸にしっくり入ってくる文章は、このイノセント・ストーリーを選った、村上春樹の訳のおかげかもしれないけれど、アメリカのクリスマス時期の特別感を体験したような気分になれます。 帯に「私の頭にはいつもどこか別の場所があるの。そこでは何もかもが美しくて、たとえば誕生日の子どもたちのようなところです」とあって、納得。 カポーティの狂気性しか知らない方にもぜひ読んでほしい短編集です。 2009年文春文庫第1刷、帯付き、状態良好です。
-
(文庫)トットの欠落帖/黒柳徹子(中古)
¥350
トットちゃんがおっちょこちょいなのは全日本国民が承知の上、なのですが、本人が「あれ、やっちゃった!」とあとで思い出した、数々の失敗の中でも選り抜きの失敗談をたっぷりまとめたのが本書。テレビ番組で放送に乗ってしまったもの、小さいころの思い出の失敗から、長いあいだの思い違い、とっさに出てしまった彼女らしい発想などなど。「黒柳さんらしい」とこちらはおかしくなるのですが、なんせ本人はいたって真面目にやってのこと、少しだけかわいそうになってしまうかもしれません。外国での体験や、有名な「わんこそば」のエピソードも掲載。久米宏氏のあとがきもおもしろいですよ! 新潮文庫平成17年版十刷、状態良好です。
-
(単行本)ガラスの鐘の下で アナイス・ニン作品集/中田耕治 編訳(中古)
¥900
20世紀最大の日記作家、と言われるほど、長期に渡って自身の人生を赤裸々に記録した、アナイス・ニン。その膨大な日記もまだ日本では3冊しか翻訳されていないし、なんとなく「エロティック」奔放な恋愛経験もあってか、あまり知られていないほうなのかもしれない。 そんなアナイスの「ガラスの鐘の下で」をはじめとする短編と、アナイス・ファンでもあるそれぞれの翻訳を担当した作家によるアナイスへのエッセイをまとめた1冊。 たくさんの名言を残した女性でもあり、その言葉の運びと深さと芸術性を読み取ることができて、はじめて読むひとにもオススメ。作家によるエッセイにも、さまざまなエピソードが書かれているので、彼女の美貌や人間性にふれることもできるはず。紫を基調にした装丁も美しいです。 響文社2005年初版、状態良好です。