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(文庫)徹子の部屋 1/黒柳徹子(中古)
¥300
今もテレビ朝日系で放映されているお昼の看板番組「徹子の部屋」。昭和52年に刊行された単行本をまとめた文庫2冊シリーズ。 番組開始当時の豪華なゲストによるトークの数々をたっぷり収録しています。森繁久彌、羽仁進、沢村貞子、萩本欽一、淀川長治、杉村晴子、勝新太郎、佐藤愛子、今東光、小沢昭一、中村勘三郎、三国連太郎、越路吹雪といった蒼々たるメンバー。その後恒例になる小沢昭一さんとの扮装合戦の第1回、欽ちゃんの結婚&息子発覚当時の話もとってもおもしろい。個人的には淀川先生のことばひとつひとつが、ぐっと胸にしみました。大変な人生を送ってこられた先輩方からの、ありがたい教訓がたっぷりです。 朝日文庫昭和60年第1刷、状態良好。
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(文庫)徹子の部屋 2/黒柳徹子(中古)
¥300
今もテレビ朝日系で放映されているお昼の看板番組「徹子の部屋」。昭和52年53年に刊行された単行本をまとめた文庫2冊シリーズ。 嵐寛寿郎、東山千栄子、遠藤周作、江崎玲於奈、池部良、衣笠貞之助、小林桂樹、武満徹、飯沢匡、三波春夫、フランキー堺、大滝秀治、吉岡たすく、水谷八重子さんといった豪華顔ぶれ。とくに、三波春夫さんのソ連最前線での銃撃戦に参加したときの壮絶な思い出、吉岡たすく先生の子育て論、飯沢匡さんのマスコミ論はとっても読みがいがあり、こころの肥やしになると思います。 朝日文庫昭和60年第1刷、状態良好、
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(文庫)青春はうるわし/ヘルマン・ヘッセ(中古)
¥250
若きヘッセの「青春はうるわし」「秋の徒歩旅行」「少年時代から」「ラテン語学校生」といった、ふるさとへの愛をつづった作品を集めた短編集。夏期休暇で帰郷し再会した家族や古い友人、そして郷土への思い出テーマにしていて、ヘッセがこういう「郷愁」や「自然への憧憬」を題材にするともう逸品だなあ、とつくづく感じさせられます。後期の重いテーマの作品もとても素晴らしいですが、初期のロマンティックで青いかんじがする作品も素敵です。 岩波文庫2002年第31刷、ヤケがあります。
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(文庫)ウィリアム・ポスターズの死/アラン・シリトー(中古)
¥500
イギリスの労働者階級出身、「長距離走者の孤独」「土曜の夜日曜の朝」といった、イギリス文学/音楽界にも多くの影響を与えたアラン・シリトー。前記2作にて作家デビューし、初の本格的長編小説となったのがこの「ウィリアム・ポーターズの死」 まずお知らせしなければいけないのが、この作品は3部作でしかも第2、3作となる「燃える木 A Tree on Fire 」「見えない炎 The Flame of Life」が現在翻訳されておらず読めないという状況だということ。それを差し置いてみても、シリトーが作家として大作に挑んだという意気込みを感じさせる内容。工場で働く労働者であった著者自身の経験を思わせる主人公フランクが、自分の本当の姿を求めていままでの生活をすべて捨て、右往左往する様、そして行き着く先で目覚める本能、とにかく「詩人」といわれたシリトーの文章はぐっと引き込まれていきます。特に最後第3部からが壮絶!だからこそ続編の翻訳をぜひ期待したい名作です! 集英社文庫昭和54年初版、黄ばみいたみあり
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(文庫)トットのマイ・フレンズ/黒柳徹子(中古)
¥250
「トット・チャンネル」の第2弾として出版されて原題「マイ・フレンズ」の改題文庫版。 世界中にたくさんの友だちをもつ徹子さんの12人の友だちとのエピソードを収録。世界的俳優ユル・ブリンナー、フィリップ殿下、アラン・ドロンから向田邦子、渥美清、越路吹雪といった大物も、たまたま知りあった一般のひとのことも、大切に大切に語られています。とくに坂本九ちゃんのところでは、徹子さんだからこそ知っていたエピソードに胸がグッと来てしまうかも。こうやって一人一人と楽しく、密に交流することがたくさんのひとから愛される理由なんだろうな、と彼女の魅力を再発見できる1冊です。 新潮文庫平成2年版、黄ばみあり。
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(文庫)赤めだか/立川談春(中古)
¥300
寄席のチケットをとるのは至難のワザ、ドラマや俳優業でも知られる立川談春師匠のエッセイ。 立川談志の元へ17歳で入門、落語協会に所属しない、変わり者の師匠とともに繰り広げられる、おもしろ大変な修行時代を天真爛漫に書き綴っています。談春さんの、談志さんの意外な本性があちこちにあふれ出ていて意外、そして爆笑!落語を生で聞きに行きたくなる一冊です。 扶桑社文庫2015年第2刷、帯付き、状態良好です。
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(文庫)舟を編む/三浦しをん(中古)
¥300
2012年の「本屋大賞」を受賞、その後映画化もされた三浦しをんの作品。 こういう作品はぜひ原作を読んでから映画を見たい!と思っていたのに先に映画を見てしまいました。そしてオダギリジョー演じる西岡がいい味出してるなあ、とか、色々思いつつもやはり主題が「辞書を作る」だったので、原作も遅ればせながら読んだわけです。 ウェブに頼りがちな昨今、指でめくる時の感触のことも考えつつ使用する紙を熟慮したり、若いひとたちの間で使われている新しい言葉にアンテナをはったり、そして何より「言葉」に対する情熱と愛情、これを思い出させてくれた素晴らしい作品です。 文庫版限定で巻物でかぐやさんに送られた「馬締の恋文」も収録されています。 光文社文庫初版、帯付き、状態良好です。
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(文庫)おいしい人間/高峰秀子(中古)
¥300
「二十四の瞳」「浮雲」でおなじみ、女優の高峰秀子さんのエッセイです。 大女優の舞台裏から、その幅広い交流関係、イブ・モンタンや司馬遼太郎、有吉佐和子や内田百閒とのエピソード、そして仲のいい旦那さん松山善三氏をはじめ、世界各地を渡りそこでの食べ物や人との関わり合いについての、おいしい話がぎっしり詰まっています。 食べることが大好きだから、旅行先でも好奇心旺盛に食べる! いい時代の映画界のことや江戸っ子の高峰さんの気っぷの良さを感じる文章も清々しいです。 文春文庫2004年版、帯付き状態良好です。
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(文庫)沼地のある森を抜けて/梨木香歩(中古)
¥300
目に見えない世界と、この世との繋がりを物語にする天才、梨木香歩さんの長編。 家に代々引き継がれている「ぬかどこ」に、自分や家族、友達たちの出生の秘密までもが混ぜ込まれているとは! 「えー、まじか!こんなこと!」と思いつつも、このご時世だからこそ引き込まれてしまう、発酵が巻き起こす摩訶不思議なファンタジー小説。 新潮文庫平成20年初版 ふやけあり。
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(文庫)贋食物誌 / 吉行淳之介(中古)
¥150
大作家でありちょっとスケベ?でも有名な吉行淳之介の「食」に関するエッセイ。しかし「贋」とあるからして納得。大病をした氏が夕刊フジに連載していた、ある「食べ物」をテーマにした随筆ですが、たとえば食べ物から発展して全然違うもののことだったり、やっぱり好きなお酒のことだったり。特にいい感じでページの脇で盛り上げる山藤章二先生のエロいイラストも一品、文章をさらに一段、二段と盛り上げています。小気味良いテンポに思わずわはは!と笑い声を漏らしてしまうはず! 新潮文庫昭和58年第十一刷、黄ばみ、汚れ、よれあり。
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(文庫)ハイ・フィデリティ/ニック・ホーンズビィ(中古)
¥300
改めて読み直す・・・・こんなに面白かったっけ?って位面白いです。主人公の性格にどうしてもなじめない方もいるかも知れませんが、それすら我慢できればあとはたいていOKです。でもやはり普段から音楽に触れている方とか、どちらかと言うと品のない下ネタに抵抗が無い方なら、そうで無い方の倍は楽しめます! 状態はとてもきれいです。
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(文庫)つむじ風食堂の夜/吉田篤弘(中古)
¥200
映画化もされていますが、残念ながら観ていません。東京のどこかの、ちいさな駅につながる商店街にある、ちょっといろいろあるひとたちが集まる名もない食堂。そこで知らなかったひとびとが、心を通わせながらお互いを知ってゆく。都会暮らしで飢えている「人恋しさ」がすこしずつ埋まっていく。なにか、あったかいものが食べたくなるものがたり。 状態とてもきれいです。
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(文庫)三四郎/夏目漱石(中古)
¥200
【おとなになって読む漱石】だいたい漱石を中学生や、果ては小学生のときに理解できるわけがないのであります。わたしの持論としては「漱石は30過ぎてから」。「坊ちゃん」とならんで初期の代表作である今作、永遠のテーマである、「誰かの大切な人を好きになってしまう」という切ない青春ストーリー。平成7年版。黄ばみ、傷みあり。
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(文庫)行人/夏目漱石(中古)
¥200
【大人になって読む漱石】まるで漱石自身のことではないか、と思わせる文学だけに命を費やす真面目すぎる兄とそれを観つつはがゆさを募らせる弟。「できる」「いいひと」を続けるのは大変なことです。ハラハラ。昭和60年版。傷みあり。
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(文庫)哀愁の町に霧が降るのだ(上、下)/椎名誠(中古)
¥400
【もういちどよむ古典】<作者が「出版社をつくろう」と同じ夢を見る男友達4人と共同生活をしながら奮闘する、爆笑ありの青春小説。夢は現在「本の雑誌社」として進行中。男ともだちって、いいなあと思える作品。平成4年版。汚れ少々あり。2冊セット。
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(文庫)ジャージの二人/長嶋有(中古)
¥200
堺雅人と鮎川誠で映画化もされた長嶋有の代表作。個人的なことですが、大好きです、この親子!離婚し新しい家庭をもつダメなオヤジと、もうすぐ離婚されてしまいそうなダメ息子のやりとりが絶妙~なゆるゆる小説。さすがブルボン小林、アルフォートもでてきて、なんだか憎めない2人に惹かれてしまう事うけあい。2007年版。良品です。
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(文庫)高村光太郎詩集/高村光太郎(中古)
¥200
93の詩編からなる、本人校閲による最後の詩集。とくに、「智恵子抄」以前に書かれた詩が多く収録されていて、若き日の高村光太郎の激しい作品も読めるので、智恵子という女神とあってからの、愛あふれるものばかり読んでいたわたしにはとても新鮮でした。それとともに、がらっと作風が変わるくらい大きく存在した、光太郎のなかの智恵子の大きさがまた感じられてじーんときます。岩波文庫1989年版。黄ばみあり。
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(文庫)パンドラの匣/太宰治(中古)
¥150
【大人になって読む太宰】太宰治のイメージが「暗い」という人にこそ読んでほしい「パンドラの匣」と「正義と微笑」傑作青春作品の2本立て。「パンドラの匣」は生誕100年を記念して映画化。どちらの話も10代の青年の、夢、恋愛、希望に向けた、純粋なこころのうつりようを捉えた、素晴らしい作品です。胸が、ぼわっって、なります。昔仮名遣い、新潮文庫昭和56年版。傷み、汚れあり。
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(文庫)ろまん燈籠/太宰治(中古)
¥200
【大人になって読む太宰】題名作「ろまん燈籠」をはじめ、「新郎」「恥」など、戦時中にかかれた短編やエッセイをまとめた作品集。とくに、戦時中は多くの作家が作品を作れなかったのに対し、太宰はたくさんの作品を生んでいて、その背景や戦時中の生活などについて書かれたものが多く、当時を知る参考にもなります。特に「ろまん燈籠」は、小説好きな5人兄弟が順番に物語を書いていく、というおもしろい発想でいて心あたたまる名作。新潮文庫昭和58年版、きれいです。
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(文庫)新樹の言葉/太宰治(中古)
¥300
【大人になって読む太宰】これは麻薬中毒と自殺未遂に苦しんでいた中期の作品15編を集めた短編集。荒んでいた生活を思わせながらも、読者のこちらに直接語りかけてくる彼独自の書き口調に、どんどん読めてしまうはず。いろはにほへとを順番に頭に取った「懶惰の歌留多」、小説好きな兄弟についての良作「愛と美について」、御坂峠にて再起をかけて書きはじめたものの未完に終わった「火の鳥」、ほか「新樹の言葉」「花燭」「葉桜と魔笛」「八十八夜」「老ハイデルベルヒ」「I Can Speak」「美少女」「春の盗賊」「俗天使」「兄たち」「誰も知らぬ」「秋風記」収録。 新潮文庫平成14年第26刷、状態良好です。
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(文庫)荒野へ/ジョン・クラカワー(中古)
¥500
「真っ直ぐな成年の、あまりにも真っ直ぐな生き方と、悲しい死。」小説というよりは、実際に起きた事故をもとにジャーナリストで且つ登山家である筆者が、とある雑誌からこの事件について文章を依頼された事に始まるのですが、この成年を追いかけるうちに、自分の生き方と重なりあう点が、どうしても簡単な事故として片隅に追いやる事ができず、改めて成年の生き方を見つめ直す。という事が軸となり進行していきます。片や無惨な餓死をとげ、片や今生きている。その境界線は、どこにあったのか?・・・・今でこそ普通に手に取れる本ですが、実は発売して直ぐから、わりと長い間品切れ(ほぼ絶版の様な扱い)だった気がします。それだけに映画化され、それを切っ掛けにまた刷られた事により手に入れた時の感動は大きかったです。 状態良好です。
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(単行本)クイックブレッド・アンド・ジャム/福田里香(中古)
¥400
まんがキッチンからフード理論まで、我らのおかし番長福田里香さんの初期名著!パンを焼きたいが発酵させてるヒマがないあなたにも、強い味方がいる、それこそがベイキング・パウダー=ふくらし粉!ヘルシー、オーガニック、ナチュラルっていうと天然酵母やらなんやらだけど、手っ取り早くできるのがとてもよろしい。アメリカンなマフィンや甘くなくて食事にもあうソーダブレッド(一時期とてもよく作りました、素朴でおいしい)、スコーンや蒸しパン、トルティーヤ、そしてやっぱり一緒に自分でつくりたいジャムの数々。作り置きして毎朝楽しんだり、休みの日にのんびり作ったり、ぺらぺらめくっているだけでもほっぺたが落ちてくる、おいしい1冊です。 柴田書店1999年版、少々よごれあります。
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単行本)徳永久美子のパンを楽しむ生活 おいしいはなし/徳永久美子(中古)
¥400
横浜の美しが丘で大人気のパン屋さん「ベッカライ 徳太郎」を切り盛りする徳永久美子さんのパンのレシピ集。1月から12月まで季節に合わせた材料で、お店にも出しているレシピや、パンに合わせたおかずなども写真でくわしく掲載。お子さんたちと一緒になって、楽しく作る様子もとてもほほえましいです。海外での修行時代のことや、家族との日々の生活、材料に使う食材についてなど、とにかく徳永さんのパンみたいなほっこりした人がらが出ていて、見ているだけでもとてもいい。私はよく丸パンやベーグルをこのレシピでつくっていました。人気店のレシピですもの、おいしいですよー! 主婦と生活社2003年第2刷、少々いたみと汚れがあります。
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(書籍)サラダの本/ささたくや(新品)
¥2,420
*お買い上げのお客さまに特典として、本誌掲載の写真でつくられたポストカードがついてきます!(下の写真の中のでいずれか)柄はおまかせください。 世界中の60ヶ国もを渡り歩き、現在は四万十川のほとりで料理や音楽、皮の靴作りをしながら「TABI食堂」という移動式ローフード・レストランを日本各地で主宰している、本当の菜食男子、ささたくやさん。 そんなさささんの熱を加えずに野菜をメインにしたはじめてのレシピ本がでました!<br> 訪れた世界各地での味覚経験、こどものころにお父さんに教わった料理のおもしろさ、素材のもつちからにぐっと注目した彼ならではのサラダ・レシピと、飲むサラダことスープ、今話題のスムージーなど、からだにしみ込む54のレシピと、大人気の「料理をしない料理教室」あたまで考え記憶をたどるワークショップも掲載。 野菜や穀物、甘酒をはじめとした昔から伝わる素材をふんだんに使い、サラダというイメージをくつがえす、あたらしい野菜の味との出会いが待っている、たのしい1冊です!写真もとってもあざやか! エムエム・ブックス刊、新刊。サイズ 210mm×256mm×70mm ページ数 111p 料理・文・イラスト:ささたくや 写真:尾嶝太 デザイン:佐々木暁 スタイリング:鈴木えりこ 第1章 ぼくと料理とローフード 第2章 料理をしない料理教室<ワークショップ> 第3章 サラダ 第4章 スープ 第5章 スムージー、ドリンク 作り置きレシピ/ささたくやとローフードにまつわるQ&A/奏でるからだ 高木正勝/ささたくやくんのこと 服部みれい 野菜と果物で探すインデックス あとがき